2009年6月24日水曜日

【初音ミク】笑っていて



その人と知り合ったのは20代前半のことです。
彼はとっても気さくで面倒見のいい人でした。
その人の後について色々なところに行ったりしました。
その時期の自分にとって、年齢も離れていたこともあり、
その人は幼い頃に亡くした父の代わりのような存在だったかも知れません。

まあ、色々と悪いこととかを教えられつつ数年が経った頃、
その人は少し遠い場所に引っ越していきました。
それから数年間、引っ越し先へごくたまに遊びに行く程度でした。

訃報を聞いたのはとても寒い夜のことでした。
取るものも取らず、友人たち数人で駆けつけたのですが、どうになるわけでもありません。
みぞれが降る中、皆無言で帰ってきたのを今でも思い出します。

あれから随分経ちました。
忘れないでいれば、去っていった人はいつまでも生き続けるのだと思います。
この曲の歌詞はそんな風に思いながら書きました。
いつでも、胸を張ってその人のことを思い出せるような、そんな生き方をしたいものです。

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